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フローリングが腐った場合はこちらを参考に
「水漏れや雨でフローリングが腐ったらどうする?対処法・業者の費用相場を解説」 フローリングのトラブルの1つに、腐食があります。床材の表面が腐って変色してしまうこともあれば、床の奥深くまで腐食が進行し、上から触ると床全体がぶよぶよすることも。見た目が悪いのはもちろん、衛生面でも問題が多く、放っておくとさらに腐食が広範囲に広がってしまうリスクもあります。 そこでこの記事では、フローリングが腐ってしまった場合の対処法と、業者に補修を依頼した場合の費用相場を解説します。 ■フローリングが腐る原因 フローリングが腐る原因は水分によるものです。人の暮らしと水は切っても切り離せないものですが、フローリングの材料である木材にとって、水気は天敵。特に、次の様な状況は水分による腐食が進みやすいので、注意が必要です。 -高温多湿な環境 木が腐るのは、木材腐朽菌という菌の働きによるものです。木材腐朽菌の繁殖には4つの条件があり、1つ目が水分、2つ目が温度、3つ目が空気、4つ目が栄養です。空気はどこにでもあり、木材自体が栄養になるため、残る2つを満たす高温多湿な環境では、どんどん木材腐朽菌が繁殖し、フローリングが腐食してしまうのです。 換気をこまめに行う他、除湿器を始めとする湿気取りアイテム活用し、湿気が籠もりにくい環境を整えることが重要です。 -雨や結露 窓を開けっ放しにして雨が入ったり、窓の結露が垂れたりして濡れたままの床をそのままにすることも、腐食に多い原因です。雨の日はしっかりと戸締まりを行い、冬場の結露などは、こまめに拭き取る用にしましょう。結露が激しい場合には、結露対策のシールを窓に貼るのもおすすめです。 -水回りのお手入れ不足 お風呂場やキッチンはどうしても水が飛び散りやすい場所です。使う度にしっかりとフローリングを拭き取り、濡れたままの状態にしないようにしましょう。 また、洗面台と床の境目やキッチンと冷蔵庫の間、シンクの下など、見えにくいけれど濡れやすい部分は特に腐食が進みやすい傾向があります。注意してお手入れするようにすると良いでしょう。 -ペットのおしっこ 腐食の原因として意外と多いのが、ペットのおしっこによるものです。トイレのしつけがしっかりできていれば問題ありませんが、ペットが目立たないところにおしっこをしてしまい、それを放置したばっかりにフローリングが腐ってしまうというケースも少なくありません。 対策としては、見つけ次第すぐに拭き取る他、フローリングに染み込みにくくするフロアコーティングを行うのも有効です。 なお、おしっこの場合、短時間でフローリングが変色したりすることもありますが、これは腐食ではなく尿に含まれる成分が染み付いたものです。クエン酸やセスキ炭酸ソーダ、重曹などで掃除をすれば、臭いやシミをとることができます。 ■フローリングが腐ったときの対処法とは? さて、腐食の原因に続いて気になるのが、フローリングが腐ってしまった場合にどう対処すればよいのかですよね。結論から言ってしまうと、残念ながら腐ったフローリングを自力でリペアすることは基本的にはできません。補修には高い専門性が必要になり、張替えなければならないケースも非常に多いからです。また、詳しくは後述しますが、腐食の場合にはフローリングだけでなく、その奥深くにある下地まで腐ってしまっていることもあるので、素人判断はできないのです。 ■業者に依頼した場合の費用相場 それでは、フローリングが腐ってしまった場合の費用相場について、詳しく見ていきましょう。 -床材がどこまで腐食しているかで費用が変わる フローリングの下には、床の土台となる根太や大引と呼ばれる下地が入っています。腐食がフローリングの表面だけなのか、下地にまで至っているのかで、修理費用は大きく異なります。 フローリングの張替えのみで済む場合の費用相場(6畳)は下記の通りです。 合板フローリング:14~17万円程度 無垢フローリング:15~20万円程度 さらに下地まで取替が必要な場合、3~10万円程度の費用が上乗せされる形になります。 -部分補修でコスト削減 フロア全面が腐食するというのは中々少ないケースかと思いますので、コストを抑えるためには部分補修もおすすめです。費用相場としては1㎡あたり6,000~12,000円程度です。フローリングの種類や腐食の広がり方などによって変動する部分が多いので、見積もりを取ると安心でしょう。 ただし、部分的な補修や張替えは、業者の腕によっては後から浮いてきたり、見た目が一部分だけ新しくておかしく見えたりと、問題が出てくる可能性もあるので、信頼できる業者選びも重要です。 ■まとめ 私達は暮らしの中でごく当たり前に水を使うため、フローリングの腐食は身近なトラブルの1つといえます。しかし、一度フローリングが腐ってしまうと、自分で修理することは難しいといえます。信頼できる業者への相談を検討してみてください。
フローリングの日焼けは業者に依頼したほうがいい理由
「フローリングの日焼けは補修できる?リペア方法や業者の費用相場を解説」 知らないうちに自宅のフローリングが日焼けして変色していた経験はありませんか?フローリング全体が昔と色が違う程度ではなく、家具や物の設置の関係で一部だけが日焼けしていたとなれば尚更そのままにはしておきたくないものです。 そこでこの記事では自分でできるフローリングのリペア方法について解説します。また、日焼けの程度によっては、自分でのリペアができないケースも少なくありません。あわせて、業者に依頼すべきケースやそのメリット、費用などもご紹介します。 ■DIYでできるフローリング日焼けのリペア方法 フローリングの日焼けした範囲が狭く表面的であれば、DIYで補修することができます。 ー日焼け補修の手順 ①用意するもの ・サンドペーパー(紙やすり) ・カラーワックスまたは着色ニス ②塗る前の準備 日焼けして変色した部分をカラーワックスや着色ニスで塗る場合には、はじめに移動できる家具等は動かし、ほこりや汚れを取り除いておきましょう。 ③作業方法 はじめに日焼けしている部分としていない部分に、境目が分からなくなるまでサンドペーパーをかけます。またフローリングの表面からささくれが出ている部分があれば、サンドペーパーで 削ってお きましょう。 次に、ご自宅のフローリングの色合いにあったカラーワックスや着色ニスで塗装していきます。カラーワックスと着色ニスで塗装後の仕上がりが変わってくるため、床材にあったものを選びましょう。 ■DIYでの補修が難しいフローリング日焼け すべてのフローリングの日焼けがDIYで補修できるわけではなく、業者への依頼が必要な場合があります。あまりに日焼けが広範囲にわたっている、色の再現が難しいなど以下の理由に当てはまった場合は業者に依頼してみましょう。 また、DIYでの補修にチャレンジした結果、「塗料のムラが出てきてしまった」「ワックスやニスの色がフローリングと合っていなかった」といったトラブルが起こってしまった場合も、業者への相談がベターです。 <業者に依頼すべき日焼けの状態> ・日焼けが広範囲 ・ワックスやニスでの色の再現が難しい ・激しく変色している ・表面が毛羽立ったり板が浮き上がったりしている ■業者に依頼した場合の仕上がりと費用相場 業者に依頼すると費用が掛かってしまうものの、DIYとは違ったメリットもあります。それはDIYでの補修よりも早く美しく仕上がることや、日焼けの再発防止もできることです。 どの程度の費用がかかるかは、施工内容や床材の種類、部分補修なのか全面張替えなのかといったことによって変動するので一概にはいえません。 ワックスによるコーティングで済む場合であれば、1平方メートルあたり1000~3000円程度と、比較的安価な費用で対応してもらえるでしょう。一方で、リペアや補修が必要な場合ですと、1平方メートルあたりの費用は10000円前後まで上がります。 実際にどのくらいの費用がかかるのかは、業者に見積もりを出してしまうのが最も良いでしょう。 ■まとめ フローリングの日焼けは、範囲が狭く表面的であればサンドペーパーやワックス、ニスを使用することでDIYで補修することができます。家具を移動し、ほこりや汚れを取り除いておくことで作業がしやすくなります。サンドペーパーでフローリングを削り、ワックスやニスを使い塗装させていきます。 広範囲の日焼けや変色が激しい場合など、フローリングがDIYでは補修しきれない状態である場合は業者へ見積もりをお願いしてみるとよいでしょう。
フローリングの張替え相場
「フローリング張替えの費用相場とメリット・デメリットについて」 ご自宅のフローリングのシミや焦げ跡、傷にお困りではありませんか?フローリングはずっと使えるものではありません。大切に扱っていたとしても耐用年数がすぎれば、張替えを行わなければならないのです。 この記事では、フローリング張替えの費用相場、メリットとデメリットについて解説します。また、張替えは必要ないけれど床が傷んでしまっているケースもあるので、よりお手軽な「補修」や「再生」についても紹介します。 ■フローリングの張替え フローリングの張替えとは、既存のフローリングをすべて撤去したのちに新しい床材を張り直す「張替え工法」と呼ばれる技術のことです。 ■張替え時の費用相場 既存のフローリングをはがした後、どの種類のフローリングに張り直すかと、フローリングの防音機能の有無よってかかる費用が変動します。フローリングの防音機能の有無については自分の好みで選ぶことができますが、マンションにおいては管理規約の関係で、防音機能を付けなければならない場合があります。また、フローリングの種類には無垢フローリングと複合フローリング(合板フローリングとも呼ばれる)の2つに分かれます。それぞれの特徴を理解したうえでフローリングの張替えをしましょう。 ー無垢フローリング 無垢フローリングは天然の木材の継ぎ足しや、一枚の木をスライスしてできたフローリングのことです。天然木独特の色の変化や温もり、触り心地の良さが感じられます。しかし天然の木材を使用しているため、傷つきやすく水分によって変形しやすいです。 無垢フローリングへの張替えで発生する費用は以下の通りです。 費用相場(万円) 4.5畳 6畳 8畳 15万円前後 17万円前後 21万円前後 ー複合フローリング 複合フローリングとは、何枚もの木材を接着剤で重ねたフローリング材です。無垢フローリングとは違って、安価なうえに傷がつきにくく、汚れにくいです。しかし踏み心地が固いため、無垢フローリングのような自然木のような触り心地は楽しめません。 複合フローリングの費用相場は以下の通りです。 費用相場(万円) 4.5畳 6畳 8畳 12万円前後 15万円前後 18万円前後 ■張替えのメリットとデメリット 張替えは綺麗な仕上がりやバリアフリーにしたい場合におすすめです。実際にフローリングの張替えを検討しているのであれば、メリットとデメリットを事前に把握しておきましょう。 ーメリット 張替えは既存の床材をはがしてからフローリングを張ります。腐食しているかどうかなど下地の状態を確認でき、段差がなく綺麗に仕上がるためバリアフリーに適しています。また、床材から変更ができるため、部屋のイメージチェンジが可能です。 ーデメリット 張替えには工事手配の手間と費用がかかります。そして最短2日とされるほど工事日数が長いため、少しの傷や汚れでは気軽に工事を依頼しにくいです。 ■フローリングの補修・再生“フローリングリペア” 張替えには手間や費用、時間を必要とします。フローリングの傷や汚れなどが気になる場合、状態によっては「補修」や「再生」という技術で元の綺麗な状態に回復することができます。 補修や再生は、部分的な汚れや傷の修復に対応でき、張替えに比べておよそ半分の費用で済むことが特徴で「フローリングリペア」とも呼ばれています。 ー補修や再生の対象となるフローリングの状態 補修や再生で対応できるフローリングの状態は以下の通りです。 ・重たい家具を置いていた場所にできるへこみ ・アイロンなどによる焦げ跡 ・家具移動によるひっかき傷やはがれ ・ペットの尿によるシミ これらの状態が当てはまった場合は、費用が抑えられる補修や再生を検討してみてはいかがでしょうか。 ■まとめ フローリングを張替えるにあたって、フローリングの特徴や張替えを依頼した際のメリットとデメリットを把握しておくと良いでしょう。張替えには手間や費用、時間を要するため、生活に大きな支障がなくとも気になってしまう傷や汚れにはフローリングリペアという補修・再生の技術もあります。ご自宅のフローリングに気になる点があれば、ぜひこの記事を参考に、フローリングの状態に合った改修をしてみてはいかがでしょうか。
フローリングの黒ずみの理由はこれだ
「フローリングが黒ずむ理由とは?黒ずみ解消法を解説!」 施工から時間が経っているフローリングだと、知らない間に黒ずみができていたりすることがあります。木目がキレイなフローリングの床だけに、黒ずみができてしまうと目立って気になるものですよね。 そこで今回はこのフローリングの黒ずみについて、黒ずみができてしまう原因や修復する方法についてご紹介していきます。知らず知らずのうちにできてしまう黒ずみの原因がわかれば防止することもできます。できたしまった黒ずみも除去する方法があるので、フローリングの黒ずみが気にかかっている人はぜひ読んでみてください。 ■フローリングが黒ずんでしまう原因 フローリングの黒ずみは、普段見ているはずのフローリングの床なのに、気がつくとできてしまっているものです。つまり、普段生活している中で、何か黒ずみを作ってしまう原因があるということですね。 フローリングの黒ずみの原因は大きく5つほど考えられます。 ―皮脂や汗 まずひとつ目が人間の皮脂や汗、汚れといったものです。皮脂や汗と言うと主に体や頭などが思いつきますが、フローリングの固い床で寝ることはまずないでしょうから、そういった部分ではありません。 犯人は足の裏です。家の中でスリッパを履いて生活していれば、まず防げる原因なのですが、素足で生活している人も多いことでしょう。素足で毎日フローリングの上を動き回れば簡単に汚れが付いてしまいます。特にお子さんがいる家庭やペットを飼っているなどの場合は、それがより顕著に出てきます。 ーカビ 次に考えられるのがカビです。フローリングに付くキズを防止するつもりでカーペットを上に敷いていたりする人もいるでしょうが、カーペットは通気性が悪いので、湿気の多い季節だとフローリングとカーペットの間に湿気が入ってカビの原因になることがあります。 また、独り暮らしでフローリングの部屋に住んでいる場合、寝床を面倒だからといって布団を敷きっぱなしにしていると、寝ている間に汗を吸い込んだ布団から湿気が出てカビの原因になります。 窓際のフローリングが黒ずんでいる場合は、外気との寒暖差が大きく、結露しやすくなってはいないでしょうか。この結露もカビの原因になります。 ー油汚れ 3つ目は油汚れです。これは家全体というよりはキッチン周りに起きた黒ずみの原因として多いものです。料理をしているときは、どんなに気をつけても油が周りに飛び散るもの。それが積もり積もって黒ずみとなってしまうわけです。 鍋や焼肉などをリビングで楽しんだり、キッチンとリビングの行き来が多かったりすると、キッチン以外のところでも油が原因の黒ずみを作りやすくなります。 ー水分 4つ目は水やジュースなどの液体です。フローリングの上に水やジュースをこぼしたまま放置したり、雨の日に雨粒が付いたままフローリングに入ってくると雨粒の水分が床に落ちて濡れます。これも放置するとフローリングの黒ずみどころかフローリング自体を傷める原因になります。 きちんと処置しないと、フローリングは木材なので水分に弱く、木が腐って黒く変色させる原因になりかねません。要注意です。 ーワックス 最後はワックスです。フローリングは木材でできているので、汚れやキズが付きやすいものです。そこで、大掃除などのときにワックスをかけてフローリングをきれいに保護している人も多いでしょう。 ところが、数年に一度など気が向いたときにワックスをかけるような状態だと、ワックスが劣化して黒ずみの原因になります。特によく歩く場所などはワックスの皮膜が劣化しやすいので確率が高くなります。剥がれかけのワックスをそのままにしておけば、あちこち剥がれ始めてまだらになって汚く見える原因にもなります。 ■フローリングの黒ずみを除去する方法 それではできてしまったフローリングの黒ずみは除去することができるのでしょうか。 自分でやる方法と業者に入ってもらう方法の2種類がありますが、いずれにせよ除去することはできます。 人間の皮脂などが原因でできた黒ずみは割と簡単に落とすことができます。ペーパーモップなどを使ったり、ウェットタイプのシートを使って水拭きをすることで大半は落ちてしまいます。少し頑固な汚れの場合は家庭用洗剤などを使って乾拭きすることで落とせます。 また、中性洗剤を使うのも有効です。水2リットルに対して小さじ2杯程度洗剤を混ぜて雑巾を浸し、よく絞ってから拭き掃除をすることできれいにできます。 カビが原因の黒ずみの場合はアルコールを使うのが有効です。風呂場などではカビ取り洗剤を使うこともありますが、フローリングで使うと脱色されてしまうことがあります。塩素系漂白剤も同様の理由でフローリングを傷める可能性があるので、使用厳禁です。 アルコールであれば、殺菌作用もありますしフローリングを脱色させにくいので使い勝手がいいです。アルコール8に対して水2くらいの割合で若干薄めて、雑巾に浸します。あらかじめ目立たないところで試してみて脱色がないかどうか確認した上で作業するといいでしょう。 フローリングは床なので、肌が直接触れることも多いことから、洗剤を使いたくないという人もいるでしょう。その場合は、重曹を使って掃除することができます。主に皮脂汚れに由来する黒ずみには有効です。 ただし、重曹は研磨作用があるので水に溶かしたときに濃度が高すぎたり、力を入れてこすり上げるとフローリングのワックスを落としてしまう可能性があるので注意が必要です。 ワックスの劣化に起因する黒ずみの場合は、劣化したワックスを剥がしてかけ直すという方法をとります。この場合、ワックスを剥がす前に念入りに掃除をし、ワックスの剥離剤でまんべんなく床を拭きます。汚れがひどい場所はスポンジタワシなどでしっかりこすって落としましょう。その後、きれいな雑巾で床を二度水拭きして乾燥させたあと、ワックスをかけ直すという手順になります。 ここまでは自分でできる黒ずみ除去法ですが、これでキレイにならないケースもあります。 例えば、ワックスの下までカビが浸透していたり、さらに下の床板合板までカビている場合は素人では対処しきれません。 上で触れたワックスのかけ直しも一部屋程度ならどうにかなるかも知れませんが、作業に慎重さが求められます。 こういったケースでは、自分でやって却って悪化させるより、業者に入ってもらってしっかり処置してもらった方がいいでしょう。 ■しつこい黒ずみは業者に依頼しよう 自分でやれる黒ずみ除去方法を紹介してきましたが、紹介した方法で取れる程度のものであれば、自分でやってしまった方がコストもかからないので、いいでしょう。 ただ、フローリングの黒ずみは思っているよりも簡単に除去できるものではありません。自力でキレイにできるのはあくまで軽度のものだけだ、ということを認識しておく必要があります。 特にワックスのかけ直しなど、大がかりなものになると自分でやるのには荷が重すぎる可能性が高いと言えます。 まず自分でやってみて、労力がかかったのに黒ずみが取りきれないといった場合は素直に業者に入ってもらうことを考えましょう。 また、ワックスのかけ直しなどは業者による「フロアコーティング」をお願いする方がフローリングの保護だけでなく、見た目もキレイになって、耐久性も上がります。自分でワックスがけをして失敗するリスクよりは、こちらの方が長い目で見てコストも安く上がる可能性が高いと言えます。 ■まとめ ここまでフローリングの黒ずみについて、原因と除去する方法について紹介してきました。 自分で除去する方法は比較的手軽な方法が多いので、とりあえず、のつもりで試してみるといいでしょう。 ただ、自分でやってダメだった場合は、自分でやることを素直に諦めて、業者に作業してもらうことを検討しましょう。最終的な結果は業者に頼んで処置してもらった方が圧倒的にキレイになるからです。
フローリングリフォームの相場
「フローリングリフォームはいくらかかる?施工内容ごとの費用相場を解説」 新築時にはピカピカの住宅も、長く使っていると様々な傷みが目立ってくるもの。フローリングも劣化が気になりやすい部分の1つなので、リフォームを検討する方も多いでしょう。 しかしここで気になるのが、どのくらいの費用がかかるのかですよね。そこでこの記事では、施工内容毎にフローリングリフォームの費用相場を詳しく解説します。後半では費用を抑える方法や、他の床材からフローリングへのリフォーム費用も紹介しますので、是非参考にしてみてください。 ■フローリングリフォームを行うタイミング まずは本当にリフォームが必要かどうかを知るため、フローリングリフォームを検討すべきタイミングから見ていきましょう。 -経年劣化 最も代表的なタイミングが、時間の経過によってフローリングが劣化してしまった時です。床材や利用環境によって幅はあるものの、フローリングの耐用年数はだいたい10~20年程度と言われています。フローリング自体が古くなり、だめになってしまっている場合には、リフォームを行う必要があるでしょう。 →耐用年数の記事へ内部リンク -へこみやキズなどの傷みが酷い場合 使い始めてからそれほど時間が経っていないフローリングであっても、様々な原因でダーメジを負い、リフォームが必要になるケースはあります。 例えば、家具を移動させる際に引き摺って大きなキズを付けてしまったり、重いものを落として広範囲が大きく陥没してしまったりした場合などには、部分的にでもリフォームを行わなければならないでしょう。 また、ペットのおしっこによる腐食やアイロンによる焦げ、重度の日焼けなども、程度によってはリフォームが必要になる場合があります。 ■フローリングリフォームの費用は施工内容によって変わる それではフローリングリフォームの費用について見ていきましょう。まず注目すべきポイントが、施工内容です。フローリングリフォームには、大きく分けて「上張り」と「張替え」という2つの工法があり、費用が異なります。それぞれどの様なものなのか、詳しく見ていきましょう。 -上張り工法とその費用相場 上張りとはその名の通り、既存のフローリングを剥がさずに、上から新しくフローリングを張ってしまう工法です。既存の床材がそれほど傷んでいない場合に採用されることが一般的です。 床材の解体は大掛かりな工事になりますが、上張りであれば騒音の心配もなく、廃材もほとんど出ないので、別の部屋で生活をしながら、1日でリフォームをしてしまえる場合もあります。当然、手間がかからない分、工費も安くなります。 上張りによるフローリングリフォームの費用相場(6畳)は、下記の通りです。 合板フローリング:10~14万円程度 無垢フローリング:11~18万円程度 -張替えとは 上張りと違い、床材を全て剥がし、一から張り直しを行う工法です。手間はかかり、費用も高くなってしまいますが、上張りにはない2つのメリットがあります。 1つ目は、下地の状態を確認できるということ。経年劣化が激しい場合には、下地も劣化してしまっている場合もあります。張替えであれば、せっかくリフォームしたのにまたすぐ下地が原因の不具合が出てしまうということを避けられます。 2つ目に、住宅の他の部分と段差ができないとうことが挙げられます。上張りではどうしてもフローリングに高さが出てしまうので、場合によっては他の部屋との境目などに段差ができてしまうことがありますが、張替ならその心配はありません。 張替えによるフローリングリフォームの費用相場(6畳)は、下記の通りです。 合板フローリング:14~17万円程度 無垢フローリング:15~20万円程度 ■コスト重視ならフローリング再生もおすすめ 上張り、張替えとは根本的に異なるものですが、コストを抑えたい方にはフローリング再生もおすすめです。フローリング再生とは、床材の表面のみを一度剥離し、地肌を整えた上で、埋める・木目を再現するなどの処置を施す工法です。 コストはだいたい張替えの半額程度で済み、新品の80%程度までフローリングを再生させることができるので、とにかく費用を抑えつつ床を綺麗にしたい方には、おすすめの選択肢です。 ■まとめ 住宅の中でもフローリングは傷みが目に見えて分かる部分です。床材の耐用年数から考えても、リフォームが必要になる時はいつかやってくるでしょう。ご自宅のフローリングリフォームを行う必要があるくらい傷んでいたり、古くなっていたりする場合には、ぜひこの記事を参考に、適切なリフォームを行ってみてください。