フローリングの張替え相場
「フローリング張替えの費用相場とメリット・デメリットについて」
ご自宅のフローリングのシミや焦げ跡、傷にお困りではありませんか?フローリングはずっと使えるものではありません。大切に扱っていたとしても耐用年数がすぎれば、張替えを行わなければならないのです。
この記事では、フローリング張替えの費用相場、メリットとデメリットについて解説します。また、張替えは必要ないけれど床が傷んでしまっているケースもあるので、よりお手軽な「補修」や「再生」についても紹介します。
■フローリングの張替え
フローリングの張替えとは、既存のフローリングをすべて撤去したのちに新しい床材を張り直す「張替え工法」と呼ばれる技術のことです。
■張替え時の費用相場
既存のフローリングをはがした後、どの種類のフローリングに張り直すかと、フローリングの防音機能の有無よってかかる費用が変動します。フローリングの防音機能の有無については自分の好みで選ぶことができますが、マンションにおいては管理規約の関係で、防音機能を付けなければならない場合があります。また、フローリングの種類には無垢フローリングと複合フローリング(合板フローリングとも呼ばれる)の2つに分かれます。それぞれの特徴を理解したうえでフローリングの張替えをしましょう。
ー無垢フローリング
無垢フローリングは天然の木材の継ぎ足しや、一枚の木をスライスしてできたフローリングのことです。天然木独特の色の変化や温もり、触り心地の良さが感じられます。しかし天然の木材を使用しているため、傷つきやすく水分によって変形しやすいです。
無垢フローリングへの張替えで発生する費用は以下の通りです。
費用相場(万円)
4.5畳 6畳 8畳
15万円前後 17万円前後 21万円前後
ー複合フローリング
複合フローリングとは、何枚もの木材を接着剤で重ねたフローリング材です。無垢フローリングとは違って、安価なうえに傷がつきにくく、汚れにくいです。しかし踏み心地が固いため、無垢フローリングのような自然木のような触り心地は楽しめません。
複合フローリングの費用相場は以下の通りです。
費用相場(万円)
4.5畳 6畳 8畳
12万円前後 15万円前後 18万円前後
■張替えのメリットとデメリット
張替えは綺麗な仕上がりやバリアフリーにしたい場合におすすめです。実際にフローリングの張替えを検討しているのであれば、メリットとデメリットを事前に把握しておきましょう。
ーメリット
張替えは既存の床材をはがしてからフローリングを張ります。腐食しているかどうかなど下地の状態を確認でき、段差がなく綺麗に仕上がるためバリアフリーに適しています。また、床材から変更ができるため、部屋のイメージチェンジが可能です。
ーデメリット
張替えには工事手配の手間と費用がかかります。そして最短2日とされるほど工事日数が長いため、少しの傷や汚れでは気軽に工事を依頼しにくいです。
■フローリングの補修・再生“フローリングリペア”
張替えには手間や費用、時間を必要とします。フローリングの傷や汚れなどが気になる場合、状態によっては「補修」や「再生」という技術で元の綺麗な状態に回復することができます。
補修や再生は、部分的な汚れや傷の修復に対応でき、張替えに比べておよそ半分の費用で済むことが特徴で「フローリングリペア」とも呼ばれています。
ー補修や再生の対象となるフローリングの状態
補修や再生で対応できるフローリングの状態は以下の通りです。
・重たい家具を置いていた場所にできるへこみ
・アイロンなどによる焦げ跡
・家具移動によるひっかき傷やはがれ
・ペットの尿によるシミ
これらの状態が当てはまった場合は、費用が抑えられる補修や再生を検討してみてはいかがでしょうか。
■まとめ
フローリングを張替えるにあたって、フローリングの特徴や張替えを依頼した際のメリットとデメリットを把握しておくと良いでしょう。張替えには手間や費用、時間を要するため、生活に大きな支障がなくとも気になってしまう傷や汚れにはフローリングリペアという補修・再生の技術もあります。ご自宅のフローリングに気になる点があれば、ぜひこの記事を参考に、フローリングの状態に合った改修をしてみてはいかがでしょうか。